年度代わり

年度代わりである。今回はかなり大規模な人事異動となった。
私たちの職場の異動は,当人への内示から異動までの期間が短いように思う。当事者以外には「いきなり」の感がいつも拭えない。
「♪何から伝えればいいのか。。。」と,《ラブストーリーは突然に》ならぬ,《人事異動は突然に》でも歌いたくなるような気分だ。
まあ,しょうがない。もう笑うしかない。


当人たちへの内示から,正式発表されるまでの間は,正直,嫌な気分だった。
内示は「正式発表までは内密に」というかたちで提示されるが,業務の引継ぎが発生せざるを得ないので,なかなかそうはいかない。当然,当人だけでなく周囲にも動揺をもたらす。噂や憶測が飛び交う。私もこの2週間ほどはイライラしていた。
蓋が開けられてみると,私にとって不安材料ばかりではなかったので,その点では安心できる。おそらくこの2ヶ月ほどはかなり慌ただしくなるが,まずはこの時期をめでたく乗り越える。私じしんが,というのも大事だが,部署全体がというのも同様に大事だろう。
仕事は全体で進めていくものであり,私は全体の中の一兵卒に過ぎないことも忘れずにいよう。


新たに私たちの仲間となるかた。そして,去っていくかたがた。
新しいかたがたには,例え部署が違い,なかなか面識を得ることがない人であっても,歓迎のことばを捧げたい。そして,この職場があなたにとって長く働ける場となるように祈ります。
去っていくかたがたには,私も本当にお世話になりました。次の場でのあなたのご活躍を祈ります。


今までも多くのかたがたが,この職場に入り,そして去って行かれた。
私にとっては,去って行かれたかたがたのことを思うことが多くなった。
事情は人それぞれで,下っ端の私ごときが深く立ち入る筋合いではないが,なかには仕事と自身との折り合いを見つけられずに去っていったかたもあった。
たとえその人が仮に,私以上に「仕事ができない」かたであったとしても,それゆえに斬って捨てることはしたくなかった。でも,結果,何の力にもなれなかった。その人が何を思っていたか,本当のところは分からないが,私には今も無念さが残っている。
その無念さを忘れず,これからは少しでも力を出せるようになっていきたい。