年の初めに

昨年もいろんなことがあり,社会的な面でも忘れることのできない1年となった。
社会情勢を語るのはとても不得手になってしまったから,身の回りのことだけを話すけれど,今の仕事について3年が過ぎ,部署が変わってからも1年経った。
社会人となって20年弱だが,「仕事」に関しては途中アルバイトとしての時期も長かったためか,ずっと,自分は「遊軍」に過ぎないんだなぁとの感じが抜けずにいた。「組織の一員として」働く実感がなかなかもてずにいた。いろいろキツイことも多かった1年だったが,その実感だけはかなりもてるようになったと思う。


一方で,1年を振り返って,正直,「あぁ,自分はこれだけ成長できたなぁ」といった実感は乏しい。
自分の力量を正確に知るのは,難しい。
例えば自分では“10”できる,と思っていても,「いや,お前の実力は“3”だ」と言われれば,言われたことのほうが正しいのだ。
思いと思われの間にはかならず落差がある。そして,力量をつけていくのは,たやすいことではない。
おそらく私は「頭角を現す」ような成長のしかたではなく,「薄紙を剥がす」ような成長のしかたしかできない性格だと思う。
西川きよしさんではないが,「小さなことからコツコツと」分際をわきまえて努力を重ねるしかないだろう。


誰が言ったことなのか思い出せないが,ルポライターとして知られた竹中労氏のことばに「革命は実務だ」という一句があったという。
社会革命のような大きなことはもちろん,私の職場で昨年始まっていったいくつかの新しい事業,といったことにしてもいろんな「実務」の積み重ねなしには進めることができない(これは私の受け取り方であり,竹中氏がどのような文脈でそう言ったのかは分からない。私の誤読かもしれないけどね)。
実務は大事だ,うん,ほんとに。


そのことばを,別の言いかたに置き換えると,「始めなきゃ始まらない」「動かなきゃ動かせない」*1ってことになるか。
実務,実行,実践…,新しい年はそれがより重要な課題になると思っている。


年の初めぐらい「あけおめ!今年もよろしくねー!」ぐらいのことを書けばいいのに。。。と,呆れている(特に私を間近で知っている皆さん)かたもおられることだろう。
今まで書いたことは昨年1年,ずっと澱のように私のなかで沈んでいたことだったので,はっきりさせておきたかったのだ。
というわけで,今年もよろしくお願いします。

*1:浜崎あゆみ『 Fly High 』の一節。やっぱりあゆの歌詞は自分に響くものがあるね。ほんの1フレーズが,思わぬ時に自分に刺さってくる。