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この頃,調子がよくなった


最近,調子がよくなった。
先月までは気持ちの面で苦しくて大変だったが,最近はうそのように軽くなった。
じつは,仕事への構えかたをちょっと変えてみたのである。

課題を「ゴジラ化」させないようにする

これまで,電話一本かけるのも,受け持ちの対象者に接するのも,すごく苦しかった。
しかし一方で,今年度に入って事業全体にスピードが要求されるようになり,電話一本かけるのに20〜30分悩んでしまうわけにはいかない。だけど苦しい。。。
そんな時,わが上司から頂いた助言は「あなたは物事を実際よりも大きく捉えすぎだ」ということだった。つまり,仕事の課題を「ゴジラ化」させていたわけである。


前を見ても,後ろを振り向いても怪獣だらけ(大汗)。。。


労働が多かれ少なかれ苦役なのは当たり前(w)だが,確かにこれでは息が詰まる。だから,課題を過大に受けとめることを止めてみようと思ったのだった。

胸にストンと落ちた,ある「言葉」

ちょうど同じ時期に,ある小冊子を読む機会があった。
そこにはこう書かれていた:

…判断と裁量には,知識や決断力が必要ですし,また,決断には責任が伴います。しかし,イスラームは,人間にその人ができる以上の責任を負わせません。能力以上の無理を,アッラーが要求することは絶対にないのです。*1

この一文を読んで,「えっ?」と思った。「(神様が)自分のキャパを超えるようなことを,自分に要求するようなことは,絶対にない」とは。
そのあとに聖クルアーンコーラン)の一節が引用されている:

「重荷を負うもの(人間)は誰も他人の重荷を負うことはない。人間は,自ら努力したもののほか得るものを持たない」(星章38〜39節)

この部分まで読んで,久々に胸にストンと落ちるものがあった。
いわゆる「仕事に効く」系の自己啓発なコトバは,特にビジネス系の雑誌や書籍に山とあふれているが,私にはドリンク剤ほどにしか感じられないコトバが多すぎる。
だが,この一文は違った。
安易な「頑張る」とか「勝負!」な言葉ではないし,「癒し」でもない。
「(神様は)自分に無理なことなど,ひとつも要求していない」のだから。
この言葉は一度信じてみる価値がある。信じようと思った。すると,私の周りに「ゴジラ」はいなくなってしまった。
この仕事に特有な重さ,キツさ自体は変わらないが,気持ちのしんどさが減るだけでも,かなり楽になった。不思議である。

*1:イスラームという生き方・その50の魅力』2007年,イスラーム文化センター発行,12ページより引用。