手乗りラジオ:DEGEN DE208

DEGEN社製のラジオ,第2弾は DE208 である。「DEGEN DE208」で検索するとほとんどオークションや掲示板のページが引っかかり,使用感を紹介しているページがほとんど見当たらない。なので私が書いてみよう。


手乗りラジオであるから,せめて RAD-S312N ぐらいの感度,使用感を期待していたのだが,私の満足度は低かった。
まず,受信感度は RAD-S312N よりも落ちる。
周波数表示はデジタルなので, RAD-S312N のような表示の大幅なズレはないものの,短波帯では背面スタンドに表示されている受信可能周波数と,実際のそれに致命的なズレが見られた。
以下,表にしてみると:

バンド 聞けるはずの周波数 実際に聞ける周波数
FM 70〜108MHz 68.8〜108.9MHz
MW 530〜1710kHz 513〜1700kHz
SW1 5.90〜6.20MHz 5.56〜6.31MHz
SW2 7.10〜7.35MHz 6.73〜7.59MHz
SW3 9.40〜9.90MHz 9.15〜10.135MHz
SW4 11.60〜12.10MHz 10.645〜11.775MHz
SW5 15.10〜15.80MHz 14.51〜15.575MHz
SW6 17.45〜17.90MHz 16.915〜18.180MHz
SW7 21.45〜21.85MHz 21.12〜21.915MHz



特にSW4(25メーターバンド),SW5(19メーターバンド)でのズレがひどく,受信できない周波数が出てくる。これにはがっかりした。また,チューニングダイアルの回り具合が甘すぎて,周波数を正しく合わせるのにストレスを感じる。


結果として,今まで買った手乗りラジオで比較すると ANJAN A-1231≧RAD-S312N>DE208かな。
ANJAN A-1231とRAD-S312Nには一長一短あって,ANJAN A-1231の中波受信性能には不満だが,短波受信は健闘。音質は硬く,「おおぅ,小さいボディで頑張っとるのう」と目を細めたくなる感じ。
RAD-S312Nには周波数表示のズレがあるが,2000円を切る低価格としては頑張ってる受信性能ぶり。音質は「万人受け」しそうな柔らかさがある。


DE208はそんな「ひとつは頑張っているところがある」点に欠けているのだよねぇ。。。
DE1103のような良い製品を作っている,同じDEGEN社のラジオなのに「キミはどうしてこうなっちゃったの?」と言いたくなる。手乗りラジオであるという点を差し引いても不満が残り,残念だ。