それは自明のこと。

新しい仕事に慣れていくには,それなりの時間が必要であるのは自明のこと。
そうなのだが,毎日が「やらねばならないこと」の坩堝(るつぼ)のような職場で,物事の優先順位も付けられず,たえず「横入り」の出来事に気をとられ・振り回され,仕事には漏れや抜けが次々に出現し,あるいは,電話一つろくにかけることのできない自分に,半泣きしそうな毎日となっている。
その日の仕事を完全に片付けられず,〈お休み〉であるはずの日にも,出勤してしまっている。
あぁ,私は〈社会人〉ではなかったのかな?社会人をやりなおさなきゃならんってことなのだろうか?


夕礼のあとで,上司である私の若い友人は,丁寧に〈きょう・明日にしなければならないこと〉を,一緒に整理してくれる。自分が考えているよりも倍以上の事柄が,やるべきこととしてリストアップされていく。その時にはかなり落ち込んでしまうが,こうしたことをしてくれる上司など,なかなかいないとも思う。普通なら嫌味を言われたり,罵倒されるのがオチだ。


でも,いまの状態は乗り越えていかなければならない壁のようなもの。ここで投げ出したら,今後の選択肢をより狭めてしまうことになる。いまこそ,私が,本当に〈大人〉になれるかどうかの,またとやってこない好機なのだと自分に言い聞かせながら,働くより他ないのだ。
とりあえずの目標は「休日にきちんと休める自分になる」ことだ。