今月読んだ本-2008.02

森田実自民党の終焉》 (2006年,角川SSC新書

時事ものを久しぶりに読む。
昨夏の参院選で自民・公明が大敗したその背景がわかる内容。このかんの民主党の変化,成長についても論じられていて,興味深い。
参議院民主党が第一党になった*1ことの積極的な意義(自公政権の暴走に対するチェックを効かせる場としての参議院の復権 etc.)を強調していて,いまの状況が,改憲派(より狭義には「9条改憲」派)に対する抑えにもなっているなどの指摘も,勉強になる。私は民主党支持者ではないが,今の政治状況の積極面もきちんと見ておかないとなぁと,ちょっと反省する。
本書全体を通して感じられるのは,弱肉強食・優勝劣敗の「小泉・安倍政治」に対する,著者の怒りである。森田さんの政治的なスタンスは保守だと思われるが,保守の良識・良心を感じる。機会があればほかの著作も読んでみたい。

大田垣晴子 《サンサル》全2巻 (2003年,メディアファクトリー

これが文庫化されてたとは気づかなかった(汗)。
もともとの雑誌連載時*2に毎回楽しみにしていて,オリジナルの単行本*3はぼろぼろになるまで読んでた作品。何度読んでもまったく飽きない。

*1:「ねじれ国会」はいかがなものか?みたいな論調をたまに見かけるけども,何でもかんでも「自公の賛成多数で成立」してきた状況のほうが逆に怖いと私は思う。

*2:今はなき《話の特集》。関連→id:noisycembalo:20050322#p2

*3:1996年,廣済堂出版