最後の最後まで

6時から9時の早朝勤務で,いまの職場での勤務は最終…になるはずだったのが,前日にオーナーの指示があって,私の勤務は無しになってしまった。「お客さんも来んのに,店内に2人も居らんでええやろ!」というわけだ。


この人は最後の最後まで「人を削れ」,「廃棄品を出すな」としか言わなかったように思う。
確かに,あまり立地が良いとはいえず,コンビニの店舗としても狭いお店である。
私は数字については語れないが,私が働いてきたこの3年9ヶ月の間だけでも,お客さんがかなり減ってしまった実感はもっている。


経費を削れるところから削ろう→じゃあ人件費…?
ちょっと待て。その前にやるべきことがありゃしませんか?
そのゴルフ場行き,その「夏の一家海外旅行」をやめたらどうです?


あ,少し矛先が違うか。。。


商売人なら売って利益を出すことで勝負するのが第一だと思う。
接客を改善する,セールストークを強化するなどはまず取り組めることだろう。
通常の店頭販売が厳しいのなら,予約の必要な品(うなぎ,ボジョレー,Xマスケーキなど)を,お店全体で頑張ることだってできる。


そういった「売ってがんばりましょう」という言葉を,この人から聞いたためしがなかった。
もしそれがあったなら,少々「人を削れ」と言われても(もちろんまったく嬉しくはないが)まだ納得する余地があっただろう。


廃棄品についても然り。「1日1万円以上の廃棄を出すな」と言われていた。理由は「ぼく(=オーナー)の給料が減ってしまうやろ!」それはそうなのだろうが,こちらからすれば,自分のことだけ言われても説得力には欠けるよね,と思う。


廃棄を出しすぎるのは確かに問題だ。しかし(廃棄を肯定するつもりはないが)廃棄ゼロはありえないことで,どうしても出てしまう。廃棄品の問題は厄介で悩ましい。


一方で,「廃棄を出さないこと」が発注の大前提になると,発注数も少なめになり,品切れが続出する。「この商品をちょっと頑張って売ろうか」と仕掛けることにも慎重になってしまう。
一昨年だったか,おでんの販売コンクールをやったことがあって,地区内で週売り上げ第1位になったことがあった。わがオーナーはそのときも「頑張ってるね」どころか,「そんなことをして廃棄品が大量に出たらどうする!」しか言わなかった。


とにかく,まるで「頑張るな」「よけいな働きはするな」と言われているような感じだった。
人を削りに削れば,いざというときに身動きが取れなくなる。新人さんにもじっくり業務を教える余裕がなくなる。かくて士気は下がり,働く環境は荒れる。そんななかでも,他の皆さんもよくやってきたと思う。へとへとだろうけど。


こんど働く,つぎのお店ではどうなのだろう。
オーナーも,場所も,職場の環境もまったく違う。
ともあれ,このお休み中は,これまでのおさらいと総括だ。