今月聴いたCD-2005・11

Do As Infinity 《 BREAK OF DAWN 》 (2000年,AVEX,AVCD-11804),《 NEW WORLD 》 (2001年,AVEX,AVCD-11810)

このバンド (以下,D.A.I.と略す) の作曲担当である長尾大さんは,浜崎あゆみさんにも多くの楽曲を提供している人であり,〈あゆ〉つながりでの興味で何となく聴いてみようと思った.



長尾さんの曲に,伴ちゃん 伴都美子 のヴォーカル,亮さん 大渡亮 のギター……曲×詞×サウンド×ヴォーカルの組み合わせがカッコよすぎる!こんなバンドを今まで知らなかったなんて!

最初に聴いた 《 BREAK OF DAWN 》 の3曲目 《 Oasis 》 は決定的だった.曲がキャッチーというだけではなくて,歌詞が私の心に触れてくる.響いてくる.私は彼らを好きになってしまった.



セカンド 《 NEW WORLD 》 の,パワーアップした〈ネガティヴまみれのポジティヴィティ〉とでもいうべき世界観には,一本取られた. 《 We are. 》 のように喜びにあふれている曲があるかと思えば, 《 Snail 》 のように,落ち込んでいるときに聴くとさらに落ち込んでしまいそうな (でも,嫌じゃないよ) 曲があり,このアルバムのコンセプトは,まるで生きることのじたばたそのものではないかとすら感じた.



私が昨年出会ったのが,あゆであるなら,今年出会ったのは,Do As Infinity かもね.残念なことにD.A.I.はこの9月に解散したらしいが,これからフルアルバムを順に,じっくり聴いていきたいと思う.



東京プリン 《 けむたい人 》 (1998年,AVEX,AVCD-11640)

前々から気になってた2人組なのだが,面白い!ここまで情感をこめて〈独身30男の悲哀〉を歌ってるなんて,ショボイようでいて,ショボクない.よくもこんなにいろんなシチュエーションをネタにした詞を考えつくよなあ.
悲哀を感じたら開き直れ!ひとが現実と対決するにはオジサン・オバサンになるよりほかない.その意味で共感するところがある.

でも,その悲哀は〈ホワイトカラー・正社員〉あるいは〈ホワイトカラー・派遣社員〉的なものであり,私のような〈いい歳こいてアルバイト〉の悲哀とは隔たりがある.
《 携帯哀歌 》は狩人を,《 抜ける 》は谷村新司を意識したメロディのようにも思えるがどんなもんだろう.



MANIC STREET PREACHERS 《 LIFEBLOOD 》 (2004年,SME-Japan,EICP-435)

発売されたのは昨年10月で,「早くレンタルで出ないかな」と待っていたのだが,洋楽のレンタル解禁って発売日から1年後なんだね.知らなかった….まあ,私がまぬけだったというわけで.



1年遅れで聴いたマニックスの新譜だが,シブい!激渋(w)だ.1作ごとに音がさらに洗練されながら,彼らの持ち味というべき〈怒り〉は変わらず,まったくブレていない.
2曲目の《 THE LOVE OF RICHARD NIXON 》.ブッシュと言わないところに彼ららしさを感じる.バンドメンバーが私と同年代だということもあるが,「そうだよ,彼らがいるじゃないか!」という気持ちにさせる.
やっぱりマニックスマニックスでしかなく,唯一無二であるというそのことが,私を元気づける.私は独りぼっちじゃないんだという気持ちにさせてくれる.



曲そのものの話ではないが,ライナーノーツの中にある,マニックス専属の写真家ミッチ・イケダさんのコメントにも,私は元気づけられた.
CDが手許にないのでうろ覚えだが,「10代の頃だとダメだと思ったら,そのまま死んじゃうのもありと思ったが,歳を重ねてくると,生きているということそのものがカッコイイ!(大意)」そんなコメントだった.



率直に言ってこのところ,私は自分の行く末についてネガティブな思いしか抱けなくなっている.歳を重ねることはただただ醜くなっていくことでしかないんだとか,そんなことを考えてしまう.でも,そうだね.死んじゃダメだよね.生きることをもう少しがんばってみようと思う.私も,ミッチさんが言ったような生きかたしなきゃね,と思い直した.