今月読んだ本-2005・09

梅田みか 《 愛人の掟 1 》 (角川文庫,1999年)[原著は1997年]

先月に続いて,梅田さんの本を読む。タイトルもさることながら,その中味が興味深かった。
〈不倫の恋〉という,障害だらけで,一方が圧倒的に不利な恋愛において,いかに自分が輝ける恋愛を形づくっていくにはどうすべきなのか,というのが本書のテーマ。いまの私じしんは恋愛の相手すらいないのだが(爆),状況設定が具体的で,「あ,これはこんな感じのことを言ってんのかな?」とあれこれ想像してみる面白さがあった。

制約と障害に満ちた状況のなかで,どう最善をつくし,関係を育んでいくのか―このことに興味をひかれた。それは,〈不倫の恋〉と聞くと,反射的に道徳的非難をしてしまう視点からでは,まったく気づくことのないテーマだ。

後半部は〈愛人〉から離れた内容の文章だが,梅田さんを読むためのキーワードのひとつは〈恋愛体質〉にあり,と私はみたが…?続編があるようなので,それらもぜひ読みたい。



しかしながら,この本もそうだが,恋愛について書いたエッセイで想定されてる読者層は圧倒的に女性。気が向くと私は,秋元康さんの恋愛もののエッセイに眼を通すことがあるが,それも想定読者は女性なのだ。こうしたものを私のような男が読む場合,〈読み方〉があるはずだ,きっと。。。う〜ん。。。
でも,読みたいから読む。今読んでいるものが,いま自分が欲しているものなんだ。読書とはそーゆーものなんだと,自分で納得したことにしておこう。



え!もう出勤の時間ですか?はい,いまから支度します。。。(この項,05.09.25修正・加筆)