自転車で門司港へ

手向山から門司区に入る。

飛び石で公休。日中の所用を済ませたあと,思い立ってそのまま自転車で門司港まで行ってみた。小倉からなので,ちょっとしたツーリングとなったが,なにぶんいわゆる〈ママチャリ〉なので,無茶ではある。だが,突然そんなことをやってしまうのが私の私たるゆえん,ということにしておく。

最近ハマる,《自転車での遠出》

手持ちの移動手段が自転車となってからもうすぐ5ヶ月になる。最近ハマっているのが,この自転車で遠出をすることだ。もちろん,いきなり遠くを目指すのは,体に負担がかかってよくないので,少しづつ遠くへ,さらに遠くへとチャレンジするようにしている。 (先日,曽根へ行ったのもその一環。) 門司港へ自転車で行くことは,当面の〈夢〉*1だった。



行きは国道3号線を通る。門司駅前など街並みのなかを過ぎて行く。山がちの道の楽しさもなくはないが,道が狭く,歩道の幅も充分ではないので,自転車には苦しい道だ。〈自動車の天下〉度が高いといってもいいだろう。所要時間を計ってなかったが,18時前に門司港に着く。レトロ地区の船だまり(?)に面したお店で〈ルートビア*2をひと缶買い,ベンチで飲みながらしばらく休憩する。夕暮れに潮風が吹いてきて,気持ちいい。
……非力なわが身と,非力な〈ママチャリ〉で,ついに門司港まで来れたんだ!と思うと,ちょっと感動である。思わず,大嫌いな小泉首相の「よく頑張った!感動した!」なるフレーズまで思い出してしまったではないか。。。



レトロ地区であれ,港湾であれ,きわめて人為的な場所ではある。
その景観とは無関係に,無神経にオールディーズ*3が BGM として垂れ流されているレトロ地区にはあまり魅力を感じないが,港湾の風景には〈労働〉の息づかいを感じる。港湾で働く,あるいはトラック輸送で働く労働者の存在なしには,私が働くコンビニエンスストアの存在も成り立たない。港湾に感じるこの〈労働〉の息づかいと,私の〈労働〉とを架橋するのに必要なものは何だろう。



帰路は国道199号線を通った。風景の起伏には乏しいが,自転車では走りやすいと感じた。かなり行ったと思ったところで,なおも〈西日本総合展示場 4km〉の標識。けっこう距離があるんだな。
JR 門司港駅前を起点にして,西鉄バス〈浅野二丁目〉停留所まで,要した時間は 45 分。このくらいか,という感じと,思ったより短かったなという感じと半分半分といったところ。



自転車で移動して感じるのは,意外に徒労感が少ないということ。自動車を持っていたときは,確かに遠くには行けたし,ドライブの楽しみみたいなものも感じなかったわけではない。だが,運転したあとに感じる一種の空しさにも似た徒労感が,私はたまらなくいやだった。自転車ではそれがない。私はますます自転車にハマる一方である。



門司港行きは果たした。さあ,つぎはどこを目標にしよう?

*1:尊敬する忌野清志郎氏曰く,「夢にスケールの大小なんて関係ないだろ!」。大いに同感である。

*2:"root beer",でも〈お酒〉ではない。好きな人にはたまらない飲み物。

*3:オールディーズ,嫌いじゃないのよ。。。