新人さんを叱る

研修2日目の新人さんとシフトに入る。2日目であるため、今日は商品の補充と、清掃にしぼって作業をしてもらった。「レジは打たせてもらえないんですか?」と言われたが、それよりも店内の整理整頓や清掃*1を覚えて、自覚してもらうのが先だと私は考えている。



ところが、私が一つ一つの作業を教えるたびに「え〜〜っ」という反応をするし、「あ〜、やっと終わった。。。」ということをブツブツ言う。動作と表情がどんよりしているし、眼に力がない。作業をやるたびに「あ〜、やっと終わった。。。」などといわれては、こちらのやる気も殺がれて困るし、お客さんの耳に入ったりしたら、どう受け取られるかもわからない。
「今度はトイレ掃除を教えましょう!」と私が言ったとき、この人は「え〜っ!トイレ掃除ですかぁぁ?」と言ったので、そのとき、私の堪忍袋の緒は 静かに 切れた。トイレ掃除に「え〜っ!」というような人は、その時点でその人の〈程度〉が知れてしまうものだ。



掃除が終わって、私はその人を裏に呼んで注意した。「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます」の声も小さくて聞こえないし、ブツブツ言いながら作業をするのはやめて下さい、と言った。私はその人の言い分も聴くように努めたつもりだが、言い訳めいたことしか返ってこない。
出勤/研修初日は研修用のヴィデオを観てもらうのだが、それもろくに観ていないことがわかったので理由を訊くと、「店長が横にいたので、店長と話してました」と言う。
「研修のヴィデオっていうのは、〈この店で働いていく上で、これだけは必ず覚えて、守ってください〉ってことを分かってもらうために観てもらうものなんです。店長が横に居ようが居るまいが、その時あなたはおしゃべりをやめて、研修のヴィデオに集中すべきだったんです!」と私が言うと、「話をしたのは、私の責任になるんですか?」と言うので、「それは責任の問題じゃなくて、あなたの心構えの問題であって、あなたはそこですでに間違っていると、私は思いますよ」と返した。我ながら、ここまで口を極めてしまうことはめったにない。



私はこれまで人を叱ったことはほぼ皆無に近い(いつも叱られる側だ!)。叱ってしばらくすると、胃袋がキューッとし出した。胃がびっくりしてしまったんだろう。これも久しぶりのことだ。人を叱るって体に負担がかかることなんだなと感じた。
「 ** (=私)さんは、私が気に入らないということなんですね」とまで言われたが、私はそんなことは少しも思っていない。〈注意される→気に入られていない〉なんて、なんと短絡的な甘い考えなんだろう。私はこの人の言動を聞いて、見て、本当に働こうとする意志があるのかどうか疑わしいと思ったから注意をしたまでのことだ。
最近はこんな感じで、1週間ともたずに辞めてしまう人が多い。この人もそうなっていくんだろうか。

*1:いわゆるクレンリネス。