今月読んだ本

夕凪の街 桜の国》 こうの史代 (双葉社 2004年)
しばらく前にある書評で紹介されていたのを読んで、気になっていた。いい作品なのだが、感想が思うようにうまく書けないでいる。感想はまた改めてじっくり書きたい。



《心がホッとする 57 の方法》 藤臣柊子 (筑摩書房 2003年)
この本と、同じ著者の《みんな元気に病んでいる》という本を同じ書店(古本屋さんだが)で見つけた。両方買いたかったが、例によって習い性で1冊に絞ってこれにした。通読するというより、時折、ふと気になるところを読んでみるのだが、藤臣さんの語り口がなにげにあたたかくてよい。



ベネズエラ革命〜ウーゴ・チャベス大統領の戦い》 伊高浩昭・訳 (VIENT 発行/現代書館 発売 2004年)
ブラジルのルーラ政権をはじめ、ラテンアメリカ(以下、ラ米)の諸国で左派の政権が生まれていることを知識として知ってはいたが、その中のひとつ、ベネズエラチャベス大統領の演説集。
ラ米をスペイン帝国の植民地支配から解放したシモン・ボリーバルの行動と思想に立脚し、植民地支配以来のラ米社会の桎梏である政治・経済の寡頭支配(オリガルキー)、米国主導の帝国主義的グローバリゼーションに対して、〈人民の正義〉を対置した政策でたたかう彼の姿勢に感銘を受けた。
旧支配層が大規模な産業サボタージュを行い、企業メディアが彼の政策に反対し、さまざまなネガティヴ・キャンペーン (彼はメディア・テロリズムと呼んでいる) を加えているにもかかわらず、民衆の強い支持を得ていることにも驚く。(同じようなことは、わが国だとちょっと想像し難い)
メディアの報道だけでは、ベネズエラチャベス政権についてごくわずかなことしか伝わってこないが、もっと知りたいと思った。そして、シモン・ボリーバルについても*1

*1:高校の世界史の授業で少し習ったぐらい。いい伝記かなにかないだろうか?