今月聴いたCD

小島麻由美 《セシルのブルース》 (1995年 ポニー・キャニオン PCCA-00780)
この人を聴くのは初めて。冒頭からドラムの激しい連打で始まり、「これはもしかして、なかなかいけるアルバムかも」という印象をちらっと感じた。しかし、最近激しい系に耳が慣れているせいもあって、初めて聴いたときには物足りなささえ感じたが、聴いていくうちに「ん!やっぱりいける!」と感じるようになった。
音がシンプルで、ジャズに昔の歌謡曲のテイストを加えたような印象。タイトル曲《セシルのブルース》を聴いてると、私は以前聞いたショスタコーヴィチの《ジャズ組曲》のノリを思い浮かべたのだが、それは私の勝手な思いつきの話。
小島さんのヴォーカルは〈うまい〉というのとはちょっと違うが、聴けば聴くほどくせになる。特に《セシルのブルース》、《蜜蜂》、《結婚相談所》が気に入った。収録時間30分足らずのアルバムだが、密度があって時間の短さをいい意味で感じさせない。



浜崎あゆみMY STORY Classical 》 (2005年 AVEX AVCD-17675)
言いたいことから先に言ってしまおう。最高!
あの佐渡裕さんが、あゆの最新アルバムの楽曲を完全にクラシックにして演奏しよう*1というのだから、気にならないわけがなかった。レンタル解禁まで待とうかと悩んだが、給料をもらったその日に買ってしまった。
率直に言えば、あゆのヴォーカルが演奏に対して「もう一息!」と感じる曲もあるが、スケールと厚みのある演奏と、エフェクトなしのヴォーカル*2とのコラボが、オリジナルの《 MY STORY 》とはまた違った世界をかもしだしてくれる。
彼女の〈これまでの自分とは吹っ切れた〉といった意味の発言を、少し前に雑誌のインタビューで読んだ記憶があるが、このクラシックアルバムにしても、すごいことをやってくれるなぁ、と思う。すっかりファンになった私としては、ますます目が離せないし、自分の励みにもなる。

余 談
MY STORY Classical 》を買ったら、なかに佐渡さんのCDの案内も入っていた。「え?エイベックスはクラシックの CD も出してるのか?」と、ウェブを見てみるとクラシックのページがあった。エイベックスというと、古いところでは「ジュリアナ〜〜!東京〜〜!!」(w)とか、あと TRF だとか、安室さんだとかそっち系(って、なに系なのか?)のイメージがどうしても強い。だからどうもエイベックスとクラシックとが結びつかなくて困る(w)。
それはそうと、舘野泉さんもエイベックスからCDを出しておられるようだ。彼の演奏は以前一度聴きに行ったことがあり、いいピアノを弾かれる人だなぁと感じた。その後、私がクラシックとはずっとご無沙汰になり(万年初心者で、なかなか深まらないのだけど)、彼の近況もずっと知らずにいたのだったが、右手が使えなくなって、リハビリを続けておられるとは。。。いま、CDはたまにしか買うことが出来ない状態だが、いつかまた、彼の演奏を聴きたいと思う。

*1:正確には〈監修〉だが、大半のトラックをパリ・ラムルー管弦楽団が演奏。

*2:あゆの声質に注意を傾けてじっくり聴くには、やはりオーケストラ系の音がおすすめ。