(ちょっと早いが)今月聴いたCD

noisycembalo2004-10-22

ガガガSP "ガガガSP登場" (R3RCD-009/2001年)
〈パンク〉という言葉を耳にすると、それだけで心が躍るような時期というものが、かつての私にもあった。いまはそうではなくなってしまったが。
私の話はともかく、このアルバムの第一印象は、「うーん!こいつら若いっ!!!」。聞いててこっぱずかしくなる歌詞。こっぱずかしくなるのは、私がそれだけトシをくってしまった証拠だ。友情や恋心を荒削りなヴォーカルで歌うことに、新鮮さすら感じる。


それにしてもどうだろう。このアルバムには2曲、カヴァーがあるのだが、いきなり友部正人さんの 《一本道》 をカヴァーしてるのにはたまげた。陽水や拓郎じゃなくて友部さんだ。絶対に、最近みたいに〈流行でなんとなく〉カヴァーしたのではないはず。オリジナルとは音づらがまったく違うのだが、聴いて思わず泣いた。


その次には小谷美紗子さん*1の 《明日からではなく》 という曲をカヴァーしてるのだが、歌詞に胸を突かれる。
「ぼくは教師です 就職先がなく なりたくもない教師になりました/やる気のない私と やる気のない生徒 一緒に感じるものも何ひとつない」
うまく言えないが、これが〈現在〉なのかなという印象を強く感じる。私にはちょっと衝撃的なフレーズ。


グループ魂 " Run 魂 Run " ( MDCL-1435/2002年 )
爆笑。いきなり 《就職しやがれ!》 だもんな(自分の身をすぐに重ね合わせてしまうカナシサ)。こうも24曲もおバカでハイテンションな曲が続くと、「あ〜、聴いたなぁ」という重み(?)すら感じる。
《Over30 Do The 魂》や、《チャンピオン鷹》のような切り口のテーマを拾い上げてくるなど、まずフツーのミュージシャンならやらないだろう。しかし聴いててばかばかしくて笑いながらも、ギクリとさせる。(それは私が男だから。)
ふと思ったのだが、このアプローチはロマンポルシェ。に通じるものを感じる。彼らはあくまで〈テクノユニット〉なのだが、それを〈ロックンロール〉に置き換えるとグループ魂のようになるんだろうか?(暴論かもしれない。)
両者の間に交流があるのかどうかなど知らないが、ただ、私の好みで言えば、インパクトではロマンポルシェ。に軍配をあげる。


ニュー・オーダー "権力の美学"
以前から名前だけは知っていたバンドの、よく知られた代表作だが、この邦題でなんとなく聴くのをためらってきた。「ダークで重い雰囲気の音のバンドなんだろうなぁ」と、10数年間勝手に思い込んでいたのだが、勇気を出して(?)聴いてみると、一曲目から実にポップなチューンで始まったので、拍子抜けしてしまった(何でこんな邦題つけたんだろう)。レンタル屋がけっこうこのバンドを揃えているので、追々他のアルバムも聴いていこうと思う。題名のみで先入観をもってはイカンなというよい教訓。

*1:未聴。こんど聴いてみよう。