今日は何の日?

今日10月21日は、何の日?
はて、何の日だっけと思ったら日めくりか何かを調べてみよう。ものによっては〈国際反戦デー〉と記されていることがあるはずだ。元々は米国のベトナム侵略戦争に反対して、サルトルらが呼びかけたのが広まったものらしいのだが、もう久しく、この日に世界中で何らかの行動が取り組まれたという話を聞かない。
しかし、一部の労組では未だに、この日に集会やデモを行なったりする。でも、言っちゃ悪いがこの日にこんな取り組みをやっているのは日本の労組(さらに言えば旧総評系)ぐらいなものではないか?
私も2度ほど、地域の労組が主催する〈国際反戦デー〉のデモに参加したことがあるが、議員のあいさつやそれぞれの職場の状況報告と決意の述べあいに終始して、〈反戦〉はつけたし以下、という感じのものだった。デモも歩道を歩き、シュプレヒコールに参加者は唱和せず、人は動員でそれなりに集まるが、終着点についたらみな流れ解散で帰ってしまう。私のように外からデモに参加したものには、まるで〈伝統行事〉というか、〈見かけ倒し〉というか、しかたなくやってるようにしか思えないように映ったのだった。
一度〈形骸化〉してしまったものの内容を取り戻すことは、多くの場合、むずかしい。すでにその〈内実〉を支える〈人々の意識や行動〉がなくなっているからだ。ならば、いいかげん〈10・21国際反戦デー〉などやめてしまって、例えば、いまの小泉の戦争政策に反対する内容のとりくみを新たに始めるべきなのだ。
日本国憲法も、そして、戦争体験と憲法の平和原則に根ざした〈戦後〉的な平和意識を根拠とした反戦・平和の運動もその多くが存亡の淵に立っているいま、私たちが〈当たり前〉あるいは惰性的に受け入れてしまっていることがらを洗いなおし、〈発見〉しなおしていく作業が急がれる。