「第9条」と「第25条」の問題を柱に

これまでの歴史的経緯から、改憲というとすぐさま「第9条」(戦争放棄)の問題が連想されるが、シンポジウムでは、「第25条」(国民の生存権)についても問題の提起がなされた。今般の「小泉構造改革」は、福祉を切り捨て、これまでの社会保障のありかたを破壊する動きが次々と打ち出されている経緯からだと思われる。
「平和がなければ、人の命を守ることはできない」という医療労働者の発言もあり、福祉の切り捨ての問題を憲法問題と関連させて捉え、考えていかなければいかんなぁと感じた。さらに言えば、第28条(労働者の団結権)も、有期雇用などのの跋扈によって危機に立たされようとしている。こうして考えると改憲の動きは、私たち自身の〈日々の生活〉や〈生き死に〉に大きく関わってくる問題となるのではないだろうか。