きょうのできごと

陸上自衛隊イラク派兵部隊約140人が、航空自衛隊千歳基地(北海道)から出発した。地元ではかなり抗議行動が取り組まれているはずだが、TVの全国ニュースでは全く取り上げられなかったようだ。「取り上げる価値がない」という判断でも働いているのか?
★以前にもここでとりあげた、派兵自衛官の「無事を祈る」黄色いハンカチ運動に、映画監督の山田洋次氏が疑義を表明している。(リンク切れの場合ご容赦。)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000070-mai-soci
この運動は同氏監督の映画「幸福の黄色いハンカチ」をヒントに始まったらしいが、氏のコメント: 「映画のハンカチは夫婦愛の証し。戦争に行く兵士の無事を願うこととは本質的に違う」 「自衛隊員を派兵する町で、黄色いハンカチが見送りに使われるのはとても気になる。イラク派兵が憲法違反ではないかという重要な論点が消えてしまうのが不安だ」... に、私は大いに同意する。 運動を進める旭川商工会議所は「善意の運動なのに」と困惑しているというが、その「善意」こそが問題なのだ!
(この点は1月17日の日記 《「黄色いハンカチ」と千人針=派兵を支える「優しさ」》 を参照。[id:noisycembalo:20040117] )
★いわゆる「麻原裁判」の判決公判を前に、当初、松本サリン事件の「容疑者」とされ、不当逮捕・勾留を受けた河野義行さんが手記を発表されている。(リンク切れの場合ご容赦。)
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20040219010021941.asp
「麻原裁判」の報道等においても厳格に適用されるべき「推定無罪」の原則や、裁判における被告側の正当な権利行使に対して、 〈「法の規定ではそうなっているが、我々は認めない」という市民感情〉 の危うさに真っ当な警鐘を鳴らされていると思う。私には黄色いハンカチの「善意」も、 「法の規定ではそうなっているが、我々は認めない」という〈市民感情〉 も、根っこは同じことのように思えてならない。
[*1]狩撫麻礼・原作、たなか亜紀夫・画で、1986年から数年間『週刊漫画アクション』(双葉社発行・現在休刊→2004年4月に復刊 [2004.5.27追加訂正])に連載された漫画。単行本は全13巻(そのままの内容で現在、双葉社から6巻本として再刊されている)。