「たが」がどんどん外れていく。

noisycembalo2004-02-03

朝鮮に対する「経済制裁法案」(外為法改定案)が、この6日にも参議院本会議で成立しようとしている。先日(1月29日)衆議院での採決では、社民党が「賛成」に回ってしまった。「何で!」という怒りと、「やっぱり!」という気持ちとが、私のなかでここ数日交錯している。
社民党のウェブサイトにアップされた「党の見解」(*1)も読んだが、全くお話にならない「責任と節操のなさ」だ。1970年代以降、日本共産党朝鮮労働党との関係が悪化するなかで、日本の政党のなかでほぼ唯一「日朝友好」の窓口となってきた活動の蓄積を、自分で否定するものだ。
もちろん、日本人拉致問題でのこの党の対応は「最低、最悪」だった。朝鮮労働党との「交流」のあり方、つくられ方にも批判すべき点はあるだろう。しかし、朝鮮と関係をもつ日本の政治家がほとんど皆無(*2)ななかで、社会党社民党が日朝関係に果たしてきた役割を否定することはできない。日朝国交正常化交渉への糸口となった「金丸訪朝団」も、社民党(当時は社会党)の日朝交流の実績を抜きにしては実現できなかったともいえる。いくら拉致問題への対応で大きな失点をつくったとはいえ、「対話と交渉」こそがいちばん理に適った解決であることを広く国民に訴えることのできる立場にあるのが社民党であるはずだ。(小泉首相が最訪朝しないなら、「友党」の立場を活かして土井さん…じゃないか、福島さんか、今…が、問題解決のために行くことだってできるはずだ、今でも。)
しかし、その社民党が「拉致問題・核問題への"外交カード"」として、朝鮮に経済制裁を加えることを認めてしまっては、「いったい今までの活動は何だったんだよ!」ではないか。