『世界に一つだけの花』をネタに語る(1)

SMAPの『世界に一つだけの花』が、再びチャートに返り咲いたという。確かに紅白は最後まで見てたし(w)、聴きやすく受け入れられやすい曲ではある。しかし、この曲が一部で「反戦歌」として受け取られたことについては、疑問に思う、というか、理解に苦しむのだ。
この曲の詞は、槇原敬之のペンによるものだが、どう読んでも「反戦」というよりは、いまふうの「自分探し」の傾向が強い詞だと思う。もっと乱暴な言い方をあえてするなら、金子みすずの有名な詩のフレーズ「みんなちがって みんないい」なのだ(もしかしたらこの詩にインスパイアされたのか?)。少なくとも私は、この曲を聴いて、あるいは口ずさんでみても、詞の世界が、米国のイラク侵略をはじめとする2003年の「現実」とは全くつながってはこないのだった。そんなうたをなぜ「反戦歌」として受け取るのか、実際に意見をききたいぐらいだ(いや、マジで)。(この項、つづく)