釈然としなかったできごと

私の住んでるところは粗大ゴミの引取りが「有料」で,あらかじめ電話で引き取り日を予約しなければならない.また,捨てる個数分の引換券をコンビニなどで買って,それを貼ったうえで出さなければならないのだ.
今回のゴミは4点あり,引換券を1200円分買い,引取り日の朝8時半に所定の場所に出したのだった.
出してしばらくするとどうだろう.近所のおばさんがゴミとして捨てた折りたたみのテーブルを堂々と持ち去っていくのだ.
法的には,ゴミは捨てられた時点でいわゆる「所有権」はなくなるものとみなされるらしい.それはもちろんアタマにはあったものの,役所に電話予約した時点で「何を捨てるのか,点数は何点あるのか」を詳しく質問され,さらに「捨てる物の変更がある場合は何日の何時までに必ず連絡してください」と釘を刺されていたのだ.
そのようなやり取りをした上で,ゴミの引き取りに来るわけだから私としては気になってしまって,走っていっておばさんを呼び止めたのだ.「あのー,これは役所の方が引き取りに来るものなんですが」そして経緯を説明したのだ.「いちおう役所の方も細かく訊かれたのだから,そうやって持って行かれると気になるんですがね.捨てた物だから私はとやかく言えないことは承知してるんですが...」と.
するとおばさんは,「私も前捨てたときに同じような感じで,取りに来てもらう予定のものを人にあげたりした.それでも引き取りに来た役所の人は『構いませんよ』と言ってたよ」と言うのだった.
しばらく話した末に,私はおばさんにその折りたたみのテーブルを結局あげたのだが,その後おばさんは,私がそこから離れるとすかさず残りのゴミ(コタツのテーブルなど)をどんどん持ち去っていくのだった.結局捨て場所に残ったゴミは一点だけで,役所からは引取りの連絡の電話もかかって来ずじまいだった.
確かに捨ててしまったモノなので,もうこちらが目くじらを立てるものではないだろう.しかし,電話して取りに来てもらうのに,ふたを開けてみたらゴミが少なくなってた(あるいは,なかった)となると,そのぶん役所の方に「無駄足」を運ばせることになるではないか.
また,未だ職のない私には,引き取り費用の1200円すら「痛い」額だ.それは確実に役所にいってしまうお金なのだが,いわば「金を払って捨てる」ゴミを他人に持ち出されるのは,気持ちの上でも,その他人にゴミといっしょにお金もあげる様な感じがして,すごく後味が悪い.おばさんも私とことばのやり取りがあったのだから,少しは「遠慮」を働かせるべきだと思うのだが,すかさず他のゴミまで堂々と持ち去っていくのにはあぜんとし,愕然となった.(私は「他のものもどうぞ持って行ってください」とは一言も言ってないのだ.)
似たような経験をした方はいないだろうか?また,私がこのように感じるのが「考えすぎ」なのだろうか??今だってじつに腑に落ちないのだ.