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  • 野中氏、今期限りで政界引退表明

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030909/fls_____detail__033.shtml
直接の理由は、自民党総裁選をめぐる派閥内部の混乱らしい。
私はもともと、彼を好きではない。しかし、ここ3〜4年ほどの彼の発言には「おやっ?」と感じるものがあった。
南京虐殺について「歴史的事実として認めなければならない」と発言していたこともあったし、先ごろのイラク特措法の採決の時には「自衛隊の出動で傷つく人、亡くなる人、また自衛隊の自衛のためにイラク国民はじめ関係する人の命を奪ったり、けがさせることを思う時に、政治家が責任を持って記名投票をしない国会のあり方について、納得できない(東京新聞8月15日)」と、イラク特措法の採決の時には古賀誠氏とともに退席、棄権した。
彼は77歳だそうで、ちょうど多感な時期に戦争を体験した世代だ。おそらくは彼の戦争体験をふまえたところで、最近の政治の方向に危険なものを感じて、そのような言動が出てきたのではないだろうか。
なにしろ、総理大臣が護憲的な立場からの憲法論議にたいして「神学論争はやめろ」みたいなことを平然と言い放つ(←ほとんど恫喝だよな、これ。)ようになってしまったのだから。
私は、日本社会が戦争体験から既に離れつつある頃(高度成長末期)に生まれた世代だが、ほんとは戦争を体験した世代の思いから、私たちはもっと汲むべきものがあるのではないかと思う。
「戦争」の方向に向かう私たちの日本社会のあり方に対して、(もちろん「限界つき」なのは承知の上で)むしろ「抵抗勢力」と言われる人たちが警鐘を鳴らしていることの意味をよく考えてみたい。
「働かせてみろイマジネーション/隠されたとこ見える誰でも(ランキンタクシー)」