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今月読んだ本-2011.05

かがみふみを 《ちまちま》(2006年,双葉社) 高校生の真由ちゃんと黒川くん。恋愛初心者の二人のドキドキ・ハラハラな様子がたまらなく良い。 大人でも告白するには勇気がいるし,互いのあいだに恋愛が位置づくには相応の時間が必要だが,いろいろ「よけい…

今月読んだ本-2010.09

早坂隆 《ルーマニア・マンホール生活者たちの記録》 (2008年,中公文庫) 2001〜02年にルーマニアに滞在するなか,マンホールの中で生活する青少年たちに出会い,交流した記録。 私は本書を「滞在記」として読む以上に,彼らという存在を生み出した社会の…

今月読んだ本-2010.07

雨宮処凛 《ロスジェネはこう生きてきた》(2009年,平凡社新書) 時代の様相は本当に変わってしまったものだと思う。私たちの世代で「当たり前」とされてきたことの多くは,もはやロスジェネ以降の人たちには通用しない。その最たるものが「勉強していい学…

今月読んだ本-2010.05

星野仁彦《発達障害に気づかない人たち》(2010年,祥伝社新書) 直属の上司より「まぁアナタ,これを読みなさい」と薦められた一冊。読んでみると確かに私自身に当てはまる傾向がいくつもあり,読んで納得できるところが多かった。そういえば,病院で受けた…

今月読んだ本-2009.09〜10

# 宮子あずさ 《こんな私が看護婦してる》(1996年,集英社文庫) 宮子さんの本を読むのは《看護婦だからできること》に続いて2冊目。 本書は宮子さんの私生活に触れている部分が多く,その分エッセイ度が高いと感じる。仕事を持ちながら生活をどう楽しく過…

今月読んだ本-2009.06

# 小杉泰 《イスラームとは何か》 (1994年,講談社現代新書),《ムハンマド》(2002年,山川出版社) イスラームについては,2001年の「911事件」の直後に,あるシンポジウムでその概略の概略を知って以降,ずっと自分の興味としてくすぶり続けていたのだ…

今月読んだ本-2009.05

本をしばらく読んでない。私自身が落ち着けていないのが一番の理由だと思う。新書のようなものでさえ,食指が動かないなかで,今月読んだのはやはり野中さん。 # 野中柊 《草原の輝き》(2007年,角川文庫) 一方は大人の女性(なつき)。そしてもう一方は…

今月読んだ本-2009.02〜03

杉山登志郎《発達障害の子どもたち》(2007年,講談社現代新書)と堤未果《ルポ 貧困大国アメリカ》(2008年,岩波新書)の2冊。 感想は省略。《発達障害の子どもたち》は久しぶりに色鉛筆で線を引きながら読んだ。 職場の先輩から薦められて《チーム・バチ…

今月読んだ本-2008.12〜2009.01

# 城山三郎 《役員室午後三時》 (1975年,新潮文庫) 帝王学的な経営思想と現代的な組織論のせめぎ合い…と書いてしまうと身も蓋もないが,登場人物たちが生き生きと描かれていて面白い。 主人公である藤堂の,会社経営への全人格的な思い入れも分らなくは…

今月読んだ本-2008.11

# 野中柊 《あなたのそばで》(2008年,文春文庫) すてきな短編ぞろい。登場人物が思わぬ形でつながっている。連作ってこんなふうに展開していくんだなぁ。とくに印象に残ったのは《イノセンス》と《運命のひと》。 長いこと恋愛小説を読まなかったが,登…

今月読んだ本-2008.10

# 梅佳代 《うめめ》 (2006年,リトルモア) ついに買った,梅佳代さんの写真集。「日常の一こま」を切り取っていて,微笑ましいのだが,眺めていくと「よくもまあ,こんな瞬間が撮れたものだなぁ!」という写真が多い。 「よくある写真」のようでいて,そ…

まとめて,今月読んだ本-2008.04〜09

このかん読めてないです。おすすめに絞って紹介。 # 奥野宣之 《情報は1冊のノートにまとめなさい》 (2008年,Nanaブックス) これは面白い。ふつうはメモ書きのノート,会議録用のノート,仕事用のノート…というように,用途に応じて別にノートを用意して…

今月読んだ本-2008.03

# 羽海野チカ 《3月のライオン》第1巻 (2008年,白泉社) まんがは「単行本派*1」です。「ハチクロ」とはうって変わって,シリアスな感じが強くなったストーリーなのかな。それでいて,絵のタッチは,作中でいうところの「フクフク」感がより強くなったよ…

今月読んだ本-2008.02

# 森田実 《自民党の終焉》 (2006年,角川SSC新書) 時事ものを久しぶりに読む。 昨夏の参院選で自民・公明が大敗したその背景がわかる内容。このかんの民主党の変化,成長についても論じられていて,興味深い。 参議院で民主党が第一党になった*1ことの積…

今月読んだ本‐2008.01

#上野千鶴子 《おひとりさまの老後》(2007年,法研) 上野さんというと「フェミニストの代表的論客」のイメージが強いが,著書を読むのはこの本が初めて。 老後のことについて考えるのは,まだ先のような,そうでないような気でいながら,漠然とした不安も…

今月読んだ本-2007.11~12

最近にしては結構読めたほう。ひとつひとつの感想は割愛します。 #佐藤優 《国家の罠》(2007年,新潮文庫) #井形慶子 《仕事と年齢にとらわれないイギリスの常識》(2006年,新潮文庫) #井形慶子 《3つに分けて人生がうまくいくイギリスの習慣》(2007…

今月読んだ本-2007.08

#今井啓子 《ファッションのチカラ》 (2007年,ちくまプリマー新書 #060) livedoorニュースでの紹介記事を読んで,興味を覚えた。 著者は,長年にわたりファッション業界に携わってきた方で,本書の前半では,著者による「体験的ファッション史」が語られ…

今月読んだ本-2007.03

…といきたいところだが、今月はまとまっては読めていない。 辛うじて阿部和重さんの《ABC戦争》*1を読んだ。予想してたよりは少し尻すぼみな感じだったが、文章ヅラの強烈さは凄い。ぐいぐい読んでしまう。 それと、今月は少し財布に余裕があったので、雑誌…

今月読んだ本-2007.01

# 《キャラ者1》 江口寿史・著(2000年、双葉社) 江口さん読むの久しぶり。あー、でも7年前の作品になるんだね、これって。今でも掲載誌を替えて連載中のようだと聞く。ありふれたキャラクター商品たちがじつは…ってのが面白い。 先日、クエスト小倉店に行…

今月読んだ本-2006.10

♯《インディヴィジュアル・プロジェクション》 阿部和重・著 (2000年・新潮文庫 [原著は1997年・新潮社]) 小説を読まなくなって、もう何年経つだろう。 書店でこの本を何気なしに手にした時、薄手だし、話が非凡そうだし、久しぶりに読むには良さそうだと思…

今月読んだ本-2006.08

♯当初の文章が書きかけだったのですが、そのままだと、へたくそな〈内容の要約〉になってしまうので、当初の文章を破棄して書き直しました。(2006.09.27) 8月に読んだ本です。 ♯《誇りを持って戦争から逃げろ!》 中山治・著 (2006年、ちくま新書) 今、私た…

ハチクロ最終巻を買った

きょう《ハチミツとクローバー》第10巻を買った。7月に9巻が出たばかりで、最終巻がでるのはまだ先かなと思ってたら、早っっ(w)! 10巻が出たとは聞いていたが、書店にはなかなかなくて、けさ買い物に寄ったコンビニで見つけたのだった。 …うん。私の予想…

今月読んだ本-2006.06

今回はコメントを書くのにちょっと苦労しました。 ♯《部下力》 吉田典生・著 (2005年、祥伝社新書) リーダーシップの重要性を説く本は多いが、本書は逆に部下、現場で働くひとのもつ力の重要性に着目している。 著者は〈上司=有能な人〉という幻想を捨てよう…

今月読んだ本-2006.05

♯《戦後日本の思想》 久野収・鶴見俊輔・藤田省三 共著 (1974年、講談社文庫 [原著は1959年]) 数年前に黒崎の古本屋さんで購入したのだが、ずっと〈積ん読〉になっていた。1ヶ月かかって読む。読書のペースが落ちてることを痛感。 もとは1958年に雑誌《中央…

今月聴いたCD/読んだ本

聴いたCD ♯Do As Infinity 《 Do The B-Side 》 シングルのカップリング曲集。 カップリング曲というと印象が薄くなりがちなのだが、そこはやっぱD.A.I。カップリングも美メロばかりで飛ばし聴きすることなく楽しめる。〈寄せ集め〉感をまったく感じさせない…

今月読んだ本-2006.02

♯《京ぽん2の本》 (魚輪タロウ・著、2006年、毎日コミュニケーションズ) 手持ちのPCの〈ご臨終〉後、PCを買い替えるお金も気もなかったので、引き続きウェブとメールを使えるよう、AIR-EDGEからの機種変更でウィルコムのWX310K (以下「京ぽん2」と記す) とい…

今月読んだ本-2005・09

#梅田みか 《 愛人の掟 1 》 (角川文庫,1999年)[原著は1997年] 先月に続いて,梅田さんの本を読む。タイトルもさることながら,その中味が興味深かった。 〈不倫の恋〉という,障害だらけで,一方が圧倒的に不利な恋愛において,いかに自分が輝ける恋愛…

今月読んだ本-2005・08

# 的場昭弘 《マルクスならこう考える》 (2004年,光文社新書) とにかく面白い本だ。マルクス/マルクス主義というと,ロシア革命以後のスターリン主義がどうしても連想され,「マルクスは古い」という人は多いが,的場さんは,〈マルクスは古くなったの…

今月読んだ本-2005・06

#《お金とモノから解放されるイギリスの知恵》 井形慶子・著 (大和書房、2001年) 英国人の一般的な生活ぶりを綴ったエッセイで読みやすいのだが,読むうちに,かの国の人々と私たち日本人の〈生活の思想〉の質的な落差について考え込んでしまった。 〈知…

今月読んだ本/2005-05

#《9年間、コンビニで見た日本人》 徐明成・著(2005年 朱鳥社・発行/星雲社・発売) 著者は韓国からの留学生として来日し、コンビニでアルバイト2年、店長を6年、オーナーを1年務めてきた。その体験を綴ったのが本書である。コンビニで働く者として、本書…